NKE アルゴフロート PROVOR CTS3 & ARVOR
NKE社では、アルゴプロジェクト用の2000m仕様の中層漂流ブイPROVOR(写真左)を製作しています。PROVORには水温、塩分、オプ ションでDO、クロロフィルセンサを搭載し、測定データは任意のインターバルでアルゴスシステムに送信され衛星経由で収集します。大容量浮力エンジンを搭 載し、バラスティング無しで地球上の全ての地域で使用できます。各種パラメーターの変更はPCで簡単にできます。 小型のARVOR(写真右)もあります。 |
PROVOR リチウム電池仕様
- 仕様
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- 耐圧:2,000m
- 本体全長:170cm、225cm(アンテナ含む)
- 本体直径:17.3cm
- 最大直径:35cm(ダンピングカラー含む)
- 空中重量:34Kg
- 動作温度:-2〜35℃
- アルカリ電池で170プロファイル可能
ARVOR リチウム電池仕様
- 仕様
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- 耐圧:2,000m
- 本体全長:120cm、195cm(アンテナ含む)
- 本体直径:12cm
- 最大直径:25cm(ダンピングカラー含む)
- 空中重量:19.5Kg
- 動作温度:-2〜35℃
- リチウム電池で250プロファイル可能
※上記仕様は、予告なく変更される場合があります。
NKE イリジウム通信型フロート
モデル:ARVOR-I イリジウムサービスは地球全域をカバーするため海洋データ通信の主流になりつつあります。 遅延が少なく(イリジウム衛星の電波が受信できる状況で1〜3分程度)、フロート投入後の設定変更や観測中止を電子メール形式で簡易に行えます。 |
沿岸域観測用フロート
モデル:ARVOR-C 沿岸域観測用に開発されたフロートで、沈降時に海底へ着底させることで潮流の影響を受けにくくさせ、投入海域からあまり離れることなく長期観測が可能です。 |
DOセンサ付フロート
モデル:PROVOR-DOI Aanderaa社製optpde 4330 を標準搭載したフロートでイリジウム通信により高速且つ大容量データを短時間で送信することが出来ます。 小型のARVORタイプも開発されました。 |
地震観測用ハイドロフォン付フロート
Seismic Float 海洋での地震活動観測用にハイドロフォン付フロートを開発中です。 Global seismologyにおけるツールとしてマントル活動の解析や海中を漂流させ長期間の地震波観測又は地震活動毎に浮上させデータを送信させることも可能です。 |
放射能測定用ガンマセンサ付フロート
Radioactivity Monitoring Float 海洋中の放射線量を計測可能な高感度ガンマ線センサを内蔵したフロートを開発中です。 センサをフロートに内蔵したことにより2000mまで計測可能です。 |
- 特長
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- NKE社はフランスIFREMERと共同で上記製品以外に各種化学センサを搭載したフロートを開発し各国研究機関へ納入しています。
A2-SUBS型フロート
オープンシー社では、カナダのベッドフォード研究所と協力しA2-SUBS型フロートを開発しました。繋留用システムは、水中観測機器を搭載するためのフロート、フロート内蔵用浮力ブイとフロート後部のコンテナから構成されます。 A2-SUBS型フロートは、搭載した水中観測機器が受けるバイブレーション等の海流の影響を、最小限にします。 フロートの向きは常に流れに一致し、急激に回転したりすることはありません。標準仕様のテンションロットの耐荷重は、最大2トンです。 |
- A2-SUBS型フロート仕様
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材質 寸法 空中重量 浮力 最大深度 B3-X-XX UVプロテクトポリエチレン 146×44×58cm 15kg (本体) 33kg 200m C2-X-XX UVプロテクトポリエチレン 169×55×67cm 26kg (本体) 44kg 6000m